本「二笑亭奇譚」
1993年発行の文庫本中古なのに¥3,260もする。
何で?本来の「二笑亭奇譚」は昭和12年雑誌に
掲載されたほんの50P。それを赤瀬川源平や
藤森照信らが200P書き足して文庫本にした。
なので、私は最初の50Pだけを読めば事足りる。

著者の式場隆三郎は戦後日本のゴッホブーム
を仕掛けたゴッホ研究家で精神科医。裸の大将、
山下清の発見者で育ての親でもある。
つまり、精神病者が描いた絵に才能を発見する
のが得意なのだが二笑亭(にしょうてい)の場合
は建築。精神分裂病者(家主)が設計した建築は
世界にも例が無いという。これに目を付けた式場
が富岡八幡あたりの「二笑亭」なる1軒家に乗り
込み調査する。微に入り細に入り、ほとんど変質
狂的な熱情をもって書き上げたのが本書。
なので異様に面白い。
でも怖いよ。この家に住むことを想像すると。
ああ、何だか夢に出てきそう。
何で?本来の「二笑亭奇譚」は昭和12年雑誌に
掲載されたほんの50P。それを赤瀬川源平や
藤森照信らが200P書き足して文庫本にした。
なので、私は最初の50Pだけを読めば事足りる。

著者の式場隆三郎は戦後日本のゴッホブーム
を仕掛けたゴッホ研究家で精神科医。裸の大将、
山下清の発見者で育ての親でもある。
つまり、精神病者が描いた絵に才能を発見する
のが得意なのだが二笑亭(にしょうてい)の場合
は建築。精神分裂病者(家主)が設計した建築は
世界にも例が無いという。これに目を付けた式場
が富岡八幡あたりの「二笑亭」なる1軒家に乗り
込み調査する。微に入り細に入り、ほとんど変質
狂的な熱情をもって書き上げたのが本書。
なので異様に面白い。
でも怖いよ。この家に住むことを想像すると。
ああ、何だか夢に出てきそう。
2021-01-12(Tue)
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