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映画「三島由紀夫VS東大全共闘」

上映初日3月20日のアサイチ9;45の回を見た。
会場は満席。全共闘世代の年寄りが半分くらい。
あと半分は30代40代50代。何者かは不明。
これTBS映画なんだよね。あの現場にTBSの
撮影クルーがいた。その映像をもとに50年の
歳月をものともせず映画化したのがコレ。
三島VS全共闘
時は1969年5月というから、東大の全共闘が安田講堂
にバリケード籠城して1月に機動隊に排除され落城した後。
三島がクーデターを起し割腹自殺した1970年の1年半前。
場所は安田講堂のあった本郷ではなく駒場キャンパス。
1000人の全共闘学生が殺気立つ中、登場する三島が
カッコイイ。そして学生の司会のもと、討論が始まるのだが、
三島の言説が淀みない。そうか、三島は座談の名手として
知られたが、こういう討論はお手の物なのだネ。
対する全共闘はアジ演説で学生&一般大衆を扇動し本気で革命を
目指す立場上、この討論で負けるわけにはいかない。かくして、
共産主義VS天皇主義の一騎打ちかと思われたが…。

議論は、途中で入室してきた赤ん坊を抱っこした青年に攪乱される。
この青年、芥正彦は「三島は終わった」と挑発しながら議論は「実存」
と「時間」に関する観念論に飛躍し会場の聴衆も私もチンプンカンプン。
やがて芥が「俺退屈だから帰るわ」と退席すると三島は明らかに落胆。
あとは平凡な議論となる。もしかして東大全共闘の精鋭100人は
安田講堂で逮捕されたのでこの教室に残っているのは2軍だったのかも?
それくらい芥の印象は強烈で、芥が居なければこの討論会は成立しない。

それだけではない。映画には50年後の全共闘3人。盾の会1期生3人。
平野啓一郎、内田樹、小熊英二、瀬戸内寂聴などが登場するのだが。
時の流れは残酷だ。ただの爺様に成り下がった盾の会&全共闘にあって
芥正彦ただ一人、眼光鋭く現役の劇作家・舞踏家として過去と現在を
断罪する。彼一人あの討論会の時間を今も生きているのだ。
三島と並ぶこの映画のもう一人の主役と言わざるをえない。

ま、騙されたと思って見る事をおススメする。いやお勧めしない。
だって三島ブームが再来しても困る。切腹&介錯×2組の
猟奇殺人事件の張本人だぜ。やはり常人の理解する所ではない。
近づかない方が身のためだぜ。
2020-03-27(Fri)
 

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元祖カーキー

Author:元祖カーキー
趣味は昔マラソン→今剣道。
'09 青梅・荒川・手賀沼・河口湖
'10 三浦・霞ヶ浦・高尾山・葛西臨海・小鹿野・陣馬山・河口湖
'11千葉マリン・青梅・三浦・葛西臨海・小鹿野・つくば
'12葛西臨海・成木の森・武甲山・渡良瀬・千葉スィーツ・つくば
'13千葉マリン・青梅・東京・古河・ハセツネ30K・夢の島
'14夢の島・足立フレンドリー
'15千葉マリン・東京・tokyoベイエリア・森林公園
'16品川・青梅・中野区剣道大会春季団体戦・秋季個人戦
'17剣道四段審査合格・全日本高齢者武道大会・中野区春季団体戦・秋季個人戦・東京都シニア剣道フェス
'18全日本高齢者武道大会・中野区春季団体戦・秋季個人戦・剣道祭・東京都シニア剣道フェス
'19全日本高齢者武道大会・中野区春季団体戦・秋季個人戦・剣道祭・東京都シニア剣道フェス3位入賞


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