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本「軍事の日本史」

日本史研究者の間では、軍事研究はタブーだったらしい。
戦争後遺症らしいが、それではいけないと58歳の著者が
奮起して書いたのがコレ。
軍事日本史
南北戦争の時、上官から「撃て!」と命令されても、50%の
兵士はわざと敵から的を外して撃っていた、というリポート。
第2次大戦でも上官の命に逆らって小銃を発砲しなかった
アメリカ兵士は75%もいたという。ホンマカイナ?

戦国時代の毛利家文書によれば、戦場で首一つとればお家安泰。
しかし、首二つ取った人はほとんどいない。武士でも1人殺すのが
やっとというのが戦場のリアル。

戦争の勝ち負けは兵士の数に比例する。敵の3倍いれば勝つ。
兵力はその国の財力に比例し、百石あたり3人という計算。
なので40万石あってようやく1万人の兵隊を揃えられる。
信長は、尾張、伊勢、美濃、と豊かな土地ばかり獲得していたから
合計150万石で、4万5千の軍勢。大して武田信玄は面積こそ広いもの
甲斐と信濃は合わせても60万石、軍勢1万8千人で、信長軍の3分のⅠ。
戦う前から完敗している。、

その兵士1万人を養うのに一体いくらかかるのか?
1人1日3合の飯を食うとして(戦地でおかずは食わない。ほぼ主食だけ)
1か月で飯代だけで6700万円かかる計算。他に馬や武具の費用を
含めると、概算で1万人の兵を動かすのに1か月最低1億~3億かかる。
戦争は1か月では終わらないでしょ?1年?3年?5年?
だとすると絶対勝つ戦争以外やっちゃいけない。国が破産する。
なので相手方だけでなく近隣諸国との和平交渉など戦争をしないで勝つ
戦略が重要となる。

兵の数がものをいう総力戦以前はどのような戦いだったか?
平安末期の源平の合戦の基本は一騎打ち。お互い名乗りを上げ、
命のやり取りをするに値する十分な相手と認めれば戦い、
不十分と見れば拒否して、相手はすごすごと引き下がる。
戦いは、まず馬に乗ったまま相手を射る。
弓で勝負がつかないと、「いざ組まん」馬上で組討ちとなり、
相手を馬から落して押さえつけて小刀で相手の首を斬る。
(へえ、運動会の騎馬戦って、実はリアルな模擬戦だったんだ!)
ここでは刀で切りあうチャンバラの要素は全く無い。

そうか、日本刀も武士道も、全て江戸時代の産物なのだね。
2019-11-09(Sat)
 

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元祖カーキー

Author:元祖カーキー
趣味は昔マラソン→今剣道。
'09 青梅・荒川・手賀沼・河口湖
'10 三浦・霞ヶ浦・高尾山・葛西臨海・小鹿野・陣馬山・河口湖
'11千葉マリン・青梅・三浦・葛西臨海・小鹿野・つくば
'12葛西臨海・成木の森・武甲山・渡良瀬・千葉スィーツ・つくば
'13千葉マリン・青梅・東京・古河・ハセツネ30K・夢の島
'14夢の島・足立フレンドリー
'15千葉マリン・東京・tokyoベイエリア・森林公園
'16品川・青梅・中野区剣道大会春季団体戦・秋季個人戦
'17剣道四段審査合格・全日本高齢者武道大会・中野区春季団体戦・秋季個人戦・東京都シニア剣道大会
'18全日本高齢者武道大会・中野区春季団体戦・秋季個人戦・剣道祭・東京都シニア剣道フェス
'19全日本高齢者武道大会・中野区春季団体戦・秋季個人戦・東京都シニア剣道フェス


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