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映画「グリーンブック」

何を今更、黒人差別映画と言われても、と思っていたのだが。
時代は1862年、じゃなかった南北戦争100年後の1962年。
グリーンブック
カーネギーホールの建物上階に居宅を構える超エリート黒人は、
上流階級の白人から称賛を受けるクラシック界の天才ピアスト。
その彼が、人種差別色濃いアメリカ南部のコンサートツァーに出る。
演奏場所はホールではなく、ナイトクラブや地元名士の大邸宅。
その際募集面接して雇った用心棒兼運転手が主人公。
ナイトクラブの用心棒をしている下品で無教養なイタリア系移民の彼は
黒人嫌いではあるが、金の為に仕事を引き受け、2か月の旅に出る。

グリーンブックとは、南部を旅する為の黒人専用モーテルガイド。
つまり南部では黒人はホテルはおろかレストランもバーも入れない。
では何故黒人演奏家のコンサート(実際は白人2人との3三重奏)
が可能だったのか?どうやら南部セレブにとってステージと客席は別物。
名声の確立した演奏は許すが、その黒人が会場レストランで食事したり、
トイレを使用する事はとんでもない。許せない、という感覚らしい。

夜の白人バーでの袋叩きから黒人を救出したり、警察に不当逮捕されたさいは
賄賂で脱出する等、運転手はその経歴を生かして活躍し、2人の距離は縮まる。

車中の2人は本音をぶつけ合い、黒人は車外に出る。てっきり立ち小便のオチかと
早合点した私は愚かだった。彼は雨の中で泣き叫ぶ「私は半グレ黒人だ」と。
白人上流階級に囲まれチヤホヤされてはいるが実は差別され、かといって
黒人の大好きなケンタッキーフライドチキンを食べた事も無く、リズム&ブルース
の人気歌手も、その曲名も知らない。この泣き演技がアカデミー賞助演男優賞。

私も思わずもらい泣き。いやあ、よく出来た映画だよ。脚本賞も納得。
えっ?これ実話だって?運転手の息子が生前の2人を取材し脚本を書いた。
昨年白人至上主義の批判を受けたアカデミー会員がこれを作品賞に選んだ
理由がよく分かる。
2019-03-25(Mon)
 

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良い映画でしたね。黒人と白人が以前に見た「最強のふたり」の逆で。
2019-03-26 17:39 | n | URL   [ 編集 ]

観ましたか 

もう一度見たいくらいです。一体いつの時点で黒人嫌いの白人が黒人を認める事になったのか?
案外2人とも初対面で認め合ったのかも?という気がしてきました。
2019-03-28 10:54 | kaky | URL   [ 編集 ]

プロフィール

元祖カーキー

Author:元祖カーキー
趣味は昔マラソン→今剣道。
'09 青梅・荒川・手賀沼・河口湖
'10 三浦・霞ヶ浦・高尾山・葛西臨海・小鹿野・陣馬山・河口湖
'11千葉マリン・青梅・三浦・葛西臨海・小鹿野・つくば
'12葛西臨海・成木の森・武甲山・渡良瀬・千葉スィーツ・つくば
'13千葉マリン・青梅・東京・古河・ハセツネ30K・夢の島
'14夢の島・足立フレンドリー
'15千葉マリン・東京・tokyoベイエリア・森林公園
'16品川・青梅・中野区剣道大会春季団体戦・秋季個人戦
'17剣道四段審査合格・全日本高齢者武道大会・中野区春季団体戦・秋季個人戦・東京都シニア剣道大会
'18全日本高齢者武道大会・中野区春季団体戦・秋季個人戦・剣道祭・東京都シニア剣道大会
'19全日本高齢者武道大会・中野区春季団体戦


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