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映画「偏愛ビジュアリスト」

池袋の西口なんて何年振りだろう?
池袋の偏愛 (2)
袋のシャレで梟のオブジェのお出迎えを受けて、ロサ会館。
池袋の偏愛 (3)
おお、混んでるじゃん、1週間レイトショー「偏愛ビジュアリスト」
150の客席が幅広い観客層で6割埋まる。業界人風が目立つ。
偏愛びじゅあリスト
映画は4つの短編。中でも目玉は「老ナルキソス」2017年21分。
昨年のショートフィルム映画祭で10冠を達成したと言う注目作。
確かに見てビックリ。老人が青年と待ち合わせ。
次のシーンは老人全裸で、青年から鏡で尻を叩かれている。
何発か叩かれ、尻が痣となり、すると老人の体は美しい
ガラス玉となって弾け、粉々に、砕けて散った…。

こういう映画を作ろうという発想が私には全く無いので驚く。
「ピンぼけシティーライツ」2016も「ホモソーシャルダンス」2019
も然り。最後のアニメ「23:60にじゅうさんじろくじゅっぷん」は
2007年製作。20代の終わりに、実際ネトゲ廃人だった監督の
心象風景がゲーム画面のチャットログ会話劇で綴られる。

私が東海林さんにテレビ番組用のCG制作を依頼したのは
確か2001年~2005年頃だから、多分彼の引き籠り時代。
よくぞここまで出世したものだ。目出度い限り。オメデトウ!
2019-04-06(Sat)
 

映画「グリーンブック」

何を今更、黒人差別映画と言われても、と思っていたのだが。
時代は1862年、じゃなかった南北戦争100年後の1962年。
グリーンブック
カーネギーホールの建物上階に居宅を構える超エリート黒人は、
上流階級の白人から称賛を受けるクラシック界の天才ピアスト。
その彼が、人種差別色濃いアメリカ南部のコンサートツァーに出る。
演奏場所はホールではなく、ナイトクラブや地元名士の大邸宅。
その際募集面接して雇った用心棒兼運転手が主人公。
ナイトクラブの用心棒をしている下品で無教養なイタリア系移民の彼は
黒人嫌いではあるが、金の為に仕事を引き受け、2か月の旅に出る。

グリーンブックとは、南部を旅する為の黒人専用モーテルガイド。
つまり南部では黒人はホテルはおろかレストランもバーも入れない。
では何故黒人演奏家のコンサート(実際は白人2人との3三重奏)
が可能だったのか?どうやら南部セレブにとってステージと客席は別物。
名声の確立した演奏は許すが、その黒人が会場レストランで食事したり、
トイレを使用する事はとんでもない。許せない、という感覚らしい。

夜の白人バーでの袋叩きから黒人を救出したり、警察に不当逮捕されたさいは
賄賂で脱出する等、運転手はその経歴を生かして活躍し、2人の距離は縮まる。

車中の2人は本音をぶつけ合い、黒人は車外に出る。てっきり立ち小便のオチかと
早合点した私は愚かだった。彼は雨の中で泣き叫ぶ「私は半グレ黒人だ」と。
白人上流階級に囲まれチヤホヤされてはいるが実は差別され、かといって
黒人の大好きなケンタッキーフライドチキンを食べた事も無く、リズム&ブルース
の人気歌手も、その曲名も知らない。この泣き演技がアカデミー賞助演男優賞。

私も思わずもらい泣き。いやあ、よく出来た映画だよ。脚本賞も納得。
えっ?これ実話だって?運転手の息子が生前の2人を取材し脚本を書いた。
昨年白人至上主義の批判を受けたアカデミー会員がこれを作品賞に選んだ
理由がよく分かる。
2019-03-25(Mon)
 

映画「サムライ・マラソン」

行きはマラソン、帰りは戦の時代劇なんて、
まるで私のために作られたような映画じゃあーりませんか!
サムライマラソン
時は幕末、来航ペリーと対談した幕府大老豊川悦司が、
土産のケンタッキーバーボンを舐めるところから始まる。
一方、群馬・安中藩主の長谷川博巳は、攘夷に燃えて
家来たちの奮起を促すべく、安中遠足(とおあし50キロマラソン)
を宣告する。(そう言えば今も仮装で有名な安中マラソンって…、
これが原型だったのか?出た事無いけど)

さて当時は鷹狩など、軍事訓練を密かに策せば
ただちに隠密から幕府に知らせが飛び、倒幕の動きありと
たちまち藩お取り潰しとあいなる時代。

なので隠密・佐藤健は、遠足の一報を聞いてただちに江戸に文を
送るが、映画は何故か佐藤主役ではなく、マラソンの群像劇となる。
だって、出場者が森山未来、染谷将太だよ。さらにこうした時代劇に
お約束の勝気なお姫様に小松菜奈。あの痩せぎすが、ふっくらしてる。

しかも映像がハンパない。作り込んだ画というか、何故か監督外国人。
随所に独特の美学があってちょっと変わった時代劇。
そしてマラソン折り返しの頃には江戸から攪乱部隊先兵10人ほどが
駆けつけて、チャンバラが始まる。一体佐藤の立場はどうなるのか?
これって落としどころが無くねえ?と思ったら案の定、落としどころなく
映画は終わる。何だかなあ。悪いのは脚本か?そう思うしかないだろう。

この監督&カメラマンで、次回作、もう一度時代劇を見たいと思う。
勿論別の脚本家で。
2019-03-19(Tue)
 

映画「翔んで埼玉」

まさかまさかの興収ランキング初登場1位。
跳んで埼玉
埼玉だけではない、豊島園シネマでも翌週水曜日朝
9時15分の回が、満員打ち止めとなっていた。

漫画が原作の埼玉自虐ネタ満載のハチャメチャコメディー。
映画冒頭、東京に向かう軽自動車の俯瞰撮影がパンアップすると
一本道の左右に田んぼアートでメインタイトルが浮かび上がる。
このギャグだけで私なんぞは大笑いだが周りの観客は無視。
どうやら朝イチで映画を見る人はマジメな人が多いみたい。

物語は「都市伝説」として語り継がれる「埼玉県民苦難物語」
埼玉県民は特別な許可がないと東京に住むことが許されず、
監視カメラやレーザービームで額の「さ」マークを発見され
強制送還されるという暗黒の時代。戦時中のようなモンペ姿で
江戸時代の百姓のような掘立小屋に住む。

そこに立ちあがったのが埼玉解放戦線の御曹司GACKT。
東京都知事の息子(二階堂ふみ)が通う学園に乗り込み攪乱する。
やがて埼玉とは永遠のライバル、千葉の解放戦線(伊勢谷友介)
と連帯し百姓一揆さながらに東京都庁を取り囲むという異次元の展開に。

これ、埼玉県民がアメリカ黒人であってもかまわない。
もしかしてアカデミー賞外国語映画賞も夢じゃない???
2019-03-02(Sat)
 

DVD「チャーチル」

高崎だったかなあ、ホテルのVODで見た。
チャーチル (2)
日本人メイクアップの一弘がアカデミー賞を受賞したやつ。
チャーチル (1)
戦争末期かと思ったら、実は戦争初期。
はやくもフランスが苦戦して投降寸前。イギリス軍もダンケルクの
浜辺まで追い詰められ全滅寸前という設定。
この映画では作戦よりも、チャーチルの人間性、家庭生活に
に肉薄している。海軍大臣だった老チャーチルが首相に選任される
所から始まって、就任してもチャーチルの主戦論は四面楚歌、
ドイツとの和平交渉派が優勢で、しかもイギリス国王も交渉派。
この国王の立ち位置が興味深い。

ま、結局はチャーチルが地下鉄に乗り込み、国民庶民の声を聴き。
ってなクライマックスに盛り上がるのだが、ちょっと待てよ。
「大英帝国に鉤十字の旗が翻っていいのか?」
「いや竹槍持ってでも国民は戦います」って地下鉄国民は断言するだが。
何処かで聞いたようなセリフだと思わない?
「許すまじ鬼畜米英」「皇国日本に星条旗が翻るのは許さない」
「一億火の玉玉砕」「竹やり持って最後の最後まで闘おう!」

結局戦争なんて、勝てば100%正しくて、負ければ100%戦争責任。
それが厭なら日本ももう一度戦争して勝つしかないんだよ。
しかし一体どこに勝ちたいのか?
2019-02-17(Sun)
 
プロフィール

元祖カーキー

Author:元祖カーキー
趣味は昔マラソン→今剣道。
'09 青梅・荒川・手賀沼・河口湖
'10 三浦・霞ヶ浦・高尾山・葛西臨海・小鹿野・陣馬山・河口湖
'11千葉マリン・青梅・三浦・葛西臨海・小鹿野・つくば
'12葛西臨海・成木の森・武甲山・渡良瀬・千葉スィーツ・つくば
'13千葉マリン・青梅・東京・古河・ハセツネ30K・夢の島
'14夢の島・足立フレンドリー
'15千葉マリン・東京・tokyoベイエリア・森林公園
'16品川・青梅・中野区剣道大会春季団体戦・秋季個人戦
'17剣道四段審査合格・全日本高齢者武道大会・中野区春季団体戦・秋季個人戦・東京都シニア剣道大会
'18全日本高齢者武道大会・中野区春季団体戦・秋季個人戦・剣道祭・東京都シニア剣道大会


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